大好物のにおいのするキッチン2号店

おかえりなさい。今晩はあなたの大好物よ。

ありがとう

イチロー選手が引退した。

 

イチロー選手がとにかく大好きで、野球に興味がなかった俺が、日本のプロ野球は見ないのにメジャーリーグに釘付けになってた時期があった。

 

何ていうかな、あまり深く考えたことなかったけど、やっぱり憧れてたんだろな。俺には何もなかったから世界中から賞賛を浴びるイチロー選手が誇らしかったし、羨ましかった。当時、思春期でそんなに仲良くもなかった父親ともイチロー選手の話では毎日盛り上がってたな。当時俺がかぶってた帽子は、イチロー選手がプライベートで着用してたのと同じもので、それくらい憧れてた。

 

昔、さかもっちゃんと

「最高の状態で惜しまれながら引退する天才とボロボロになるまで続ける元天才はどっちがかっこいいか?」

という話をしたことがあって、さかもっちゃんは最高の状態で引退する方がかっこいいと言っていた。ズルズル行くと栄光がかすんでしまうって。野茂選手のことを例に出してた。俺は共感する一方でイチロー選手ならずっと最高の状態で現役を続けていくと思っていて、ボロボロになって苦しむ日が来るなんて考えてなかった。

そんな風に俺の中では、どこか人間離れしたヒーローとして扱ってたふしがある。

 

とにかくイチロー選手にはありがとうって言いたい。俺が死ぬ時に走馬灯を見るとしたら確実にWBC決勝の勝ち越しヒットは流れると思う。ほぼイキかけたし。

この先、野球であんなに興奮することはないと思う。

 

本当にありがとうございました。お疲れ様でした。心の底から大ファンでした。オリックス時代に貰ったサインボールは家宝です。

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